目指すところ
VISION
今回の再開発プロジェクトでは、「これまでの歩み」で見てきた通り、唐津の様々な課題を解決し、ポテンシャルを引き出すことを目標にしています。そのためには、地域住民と観光客をハイブリットに誘客し、コミュニティ形成とイノベーション、唐津の観光サービスの拠点となることを目指します。
そうして考えられた施設のビジョンは、「近きもの喜び遠きもの来る」です。
近き者は、唐津市民、遠きものは観光客を指します。
身近な唐津の住人が、毎日来たくなるような安らぎや楽しみがある一方で、新しい発見や驚きもあり、唐津に住んでいることに誇りや喜びを感じる空間とサービスを実現します。地元の人達が楽しみ、アイデンティティや誇りを感じられる場だからこそ、遠きもの、すなわち観光客も魅了されていく商業複合施設を目指します。
その波及効果は大きく、この施設の成功は、これからの商店街の未来、唐津の観光の未来を拓くものだと信じています。
KEY PERFORMANCE INDICATOR
唐津新天町パティオ街区再開発事業の波及効果のKPI
指標 | 基準値 | 1年目 | 5年目 |
---|---|---|---|
中心市街地小売販売額 | 4,930,000,000円 (平成26年度) |
5,157,000,000円 約2億3000万円増 |
5,231,000,000円 約3億円増 |
唐津中央商店街の空き店舗率 | 22.77% (平成26年度) |
17.86% 11店舗減 |
17.86% 11店舗減 |
唐津中央商店街通行量 | 7,102人/日 (平成27年度) |
8,120人/日 約1000人増 |
8,546人/日 約1400人増 |
雇用創出 | ― | 38人増 | 40人増 |
映画館鑑賞客による周辺商店の二次消費見込み額 | ― | 480,000円/月 5,760,000円/年 |
576,000円/月 6,912,000円/年 |
域内での食材仕入れ見込み額 ※数字は全テナントの合計 |
― | 2,870,000円/月 34,440,000円/年 |
3,910,000円/月 46,920,000円/年 |
観光宿泊者の 二次消費見込み額 |
― | 5,534,760円/月 66,417,120円/年 |
7,361,230円/月 88,334,760円/年 |
外国人旅行者数の増加目標数 | ― | 11,680人/年 | 17,280人/年 |
小売り販売額、空き店舗率など中心市街地はもとより、雇用創出、仕入れ、観光客による二次消費、インバウンド誘致など様々な局面で大きな波及効果があります。
プロジェクトのビジョンと共に、目標となる指標をしっかり設けて、施設のサービスのPDCA、ブラッシュアップを繰り返し行い、まちと時代と共に成長をしていきたいと考えています。