施設概要
外観イメージ
外観は、唐津の海の白砂青松、虹ノ松原をテーマカラーにしています。1Fの総合案内所の壁紙には、「唐津くんち」のタペストリーの絵を、ブックカフェには唐津焼のタイルを使うなどして、建物全体で唐津のオリジナリティーと伝統とモダン、ハレとケを体現していきます。
FLOOR INFORMATION
主なテナント概要
今回の商業複合施設で、もっとも大きなスペースを占めるのは「簡易宿泊所」です。
インバウンドや長期滞在者などをターゲットに、「唐津で暮らすような旅の拠点」をテーマにしています。大きな波及効果を見込まれ、予定する80床のうち60%の稼働率とした場合、観光客によるお土産や飲食などの二次消費額は、年間約6640万円に上ります。また、唐津に点在する様々な観光地や体験サービスを宿泊プランとして提案することで、唐津市全体の面的賑わいを創出します。
宿泊所の次に大きな面積を占めるのは、飲食店です。その形態はさまざまですが「地産地消」が基本ルールです。飲食店は、地元住民や来街者からのニーズが最も高く、同時にインバウンドを含む観光客の大きな来街動機となっています。魅力的な飲食店を充実させることは、地元民から観光客まで、多様なお客様を商店街に流入・定着させることにつながります。また、「地産地消」を通して、周辺地域の生産者、第一次産業の活性化にも貢献していきたいと考えています。
ブックカフェは、映画館と連動し、関連した書籍を充実させるほか、唐津の観光やグルメなどの書籍や案内も充実させ、カフェサービスだけでなく、観光客のコミュニケーションや情報収集をサポ―トし、旅する人の「ソーシャルポイント」となることを目指します。そして今、佐賀県の観光全体の課題となっている「現地での観光情報の収集」の課題を解決し、唐津に点在する観光地を繋げ、観光客の満足度向上に貢献したいと思います。
約70席ほどのミニシアターは、通常は映画の上映を行いますが、子供たちの発表会、音楽コンテストやお祭り会場、カラオケ大会など、地域の文化活動拠点にも活用されます。唐津で定期的な上映会を行う「唐津シネマの会」が前身であるNPO法人が運営する予定です。現在シネマの会の会員は約1000名で、メインは地元中高年の方々。今後、ますます進む高齢化社会において、高齢者への生きがいや楽しみを感じることができるクオリティーオブライフを応援します。映画鑑賞前後の飲食や買い物などによる周辺での二次消費や、それによる商店街の回遊性の向上が期待されます。